調査範囲は写真判読・概査・精査の範囲をそれぞれ図1−1−1−1に示した。
(1)写真判読及び地質概査
写真判読および地質概査は、日奈久断層の延長方向に縦長の地域であり、長軸方向(北北東〜南南西)に約 54 km、短軸方向(北北西〜南南東)に約 1.5 kmの面積 78km2 の範囲である。上益城郡益城町小池を北端とし、南端は芦北郡田浦町に至る地域である。
(2)地質精査
地質精査は、地形調査を含めて北方から次の 4 地域−@豊野村小畑地域、A小川町北部田−南部田地域、B竜北町高塚地域、C八代市岡町地域であり、それぞれ断層を挟んで、200〜500 m 程度の範囲で実施した。
地形・地質調査に使用した地形図は既往地形図を接合し、作業用基図を新たに編纂した。使用した既往地形図の諸元を示す(表2−1−1−1、表2−1−1−2)。判読に用いた空中写真については表2−1−1−3に示す。
・地形判読、地質概査
表2−1−1−1 使用した地形図一覧
・地質精査
表2−1−1−2 使用した地形図一覧
・空中写真
表2−1−1−3 判読に使用した空中写真一覧