Loc.1:M1面構成層,海抜155m,層厚17m,露頭写真4−9、写真4−10
円礫層からなる。基盤の凹凸を埋めるように3p前後の円礫が卓越し,径10〜20pの円 礫も見られる。基盤岩の直上は円礫層からなり,その上部には角礫混じりの赤色土が発達している。
Loc.2:M1面の旧汀線付近,海抜130m,最大層厚3m,露頭写真4−11、写真4−12
盲道谷断層の露頭付近の崖錐堆積物。円礫と角礫が混在し,一部層理面も認められるが, 全体としては崖錐堆積物である。円礫は径10〜15p程度のものが多い。全体に赤色風化が著しい。最上部は植生に覆われているが,植生の直下には写真4−4で示すようにふ かふかの層が分布する。これは純度の高いアカホヤ火山灰層である。
Loc.3:H1面構成層,海抜310m,層厚3m,露頭写真4−13、写真4−14
赤色風化を受けた崖錐堆積物で,ほとんど角礫層からなる。
Loc.4:M2面構成層,海抜120m,最大層厚25m,露頭写真4−15、写真4−16
基盤の凹凸を埋めるように角礫〜円礫が堆積し,全体に赤色風化を受けている。円礫は基盤直上に多く含まれ,径は5p以下が多い。この上位層は崖錐性の角礫層が卓越する。