C地区については,ボーリング調査の結果では,断層推定部をはさんで顕著な層相の違いは認められなかった。また年代情報も少なく.その中で年代値にも大きな違いがあるという証拠も得られなかった。一方,C’地区では,低断層崖の可能性のある段差の延長部をはさんで,地層が大きく異なっている(上流側では浅い深度で大阪層群とみられる地層が出現するのに対し,下流側ではAT火山灰を含む低位段丘相当層が分布している)。したがって,その間には活断層が存在する可能性が高いと判断される。
以下,次の図面を添付する。
図3−23 C・C' 地区岡本断層(仮称)に沿う断層変位地形及びボーリング調査位置
図3−24 C' 地区地質断面図