渦ケ森団地造成時に大露頭が出現した。その状況とやや模式化したスケッチを図3−6に示す。北側の花崗岩体が, 南側の花崗岩体の上にわずかに残存するこぶし大の花崗岩礫を含む礫層(大阪層群上部層群に相当)上に低角で衝上する。この礫層は,その延長が急斜する細粒の大阪層群を水平に傾斜不整合で覆う様子も観察される。
図3−6 渦ケ森断層の断面模式図
写真3−2 渦ケ森断層の露頭 (神戸市東灘区渦森台)