6−3 母原地区

母原地区では、L面より若い段丘面に撓曲変形が認められる。その撓曲変形帯の基部において、断層線と直交する方向(WNW−ESE方向)にトレンチを掘削した(図3−2図3−8図3−9図3−23)。トレンチの長さは約10m、幅は7m(トレンチ床は3m)、最大深度は約2.5mである。以下の記載においては、北側の壁面をN面、南側の壁面をS面と呼ぶ。トレンチ壁面のスケッチを図6−5−1図6−5−2に示した。