4−3−2 探査状況
L1測線では、新幹線新関門トンネル小倉側坑口直上部付近のため、新幹線の運行時は電気的なノイズが発生することが予想された。このため、新幹線の運行が休止し、送電が止まる夜間に測定を行った。測線L2−1は、周辺の田に稲が植えられている時期に行ったので、測線が道沿いに曲がっている。このような曲がった測線に対しては実際の電極間隔が短くなるので、必要に応じその補正を行った。また、L3地域では、大きな高圧送電線が探査測線を横切っており、ノイズの混入が心配されたが、電流を十分流すことによりノイズよりはるかに大きなシグナルを得られるようにした。