探査は2回実施した。第1回目は大型船舶で関門海峡部航路内を、第2回目はさらに喫水の浅い小型船舶により航路外を精査した。調査期間・測線番号・使用船舶は、表3−1に示した。
音波探査には記録器に改良を加えたKaijo(株)のソノプローブSP−3を使用した。探査には磁歪振動による周波数4KHzから8KHz、36ジュールの音源を使用した。記録紙上の線分解能は約30cmであるが、調査期間中は波浪による船舶の動揺のため実際には50cm程度であると考えられる。
表3−1 音波探査調査