3−4−2 測量作業

調査測線の受振点・発振点の杭の測設ならびに、そのXY座標、標高等を測定するための測量方法は以下の通りであった。

(1) 多角測量

国家三角点を与点として、測線付近に結合多角測量を実施した。

その後、結合多角測量で測設した多角点を与点として、放射多角測量により受・発振点の位置を測量した。

なお、三角点間の視通が不能のため全ての三角点に於いて太陽による方位観測を実施した。

(2) 測線測量

計画測線上の原則として道路の路肩に、25m間隔で受・発振点杭を設置した。舗装等で杭を測設できない場合は、路面にスプレー表示した。

(3) 水準測量

国家三角点を与点として、多角測量作業と同時に間接水準測量を実施した。

(4) 受振点、発振点の座標算出

多角測量で実施した測量成果を基に各受振点・発振点の座標値及び標高値を算出した。

(5) 使用した国家三角点は次の通りである。

   地形図名 等 級 点 名

   (1:50,000)

 東京西南部  四等三角点 高津東小学校、久末、荏田団地

             十日市場中学