表7−5−3 14C年代測定結果一覧表(No.3地点)
得られた14C年代値は、同一層準の地層から得た試料でもバラツキがみられた。また、年代値をそのまま採用すると層序が逆転するような値もみられた。このような異常値と判断される測定試料は、表7−5−4に示すとおりである。
表7−5−4 年代値が地質層序からみて異常値と判断される試料
表7−5−4に掲載されていない14C年代値は層序と合致し、測定誤差も小さい。これら層序と合致する年代値から各層の堆積年代は、A層下部は660±85yBP、C層下部は840±90yBP、D層は1400〜850yBP、E層は1600〜1400yBP、F層中部は1650±50yBPと読みとれる(表7−5−3,図7−5−2)。
以上のような結果から、河成堆積物の14C年代値をまとめ表7−5−5に示す。
表7−5−5 河成堆積物の14C年代値
図7−5−2 河成堆積物の14C年代値(No.3地点)