(2)活動履歴・再来間隔・最新活動時期

特に第四紀更新世後の活動履歴・再来間隔が400〜2,500年(太田ほか,1982、今泉ほか,1987、佐藤ほか,1994)とされ、活動年代に幅があり、かつ推定にどどまっていて、再来間隔が確定していない。

最新活動時期は、断層東部で1000〜1500yBP(太田、1991)、 1,050〜1,250yBP(佐藤 ほか,1994)とされているが、トレンチ調査の数が少なく、年代は確定したとはいえない。

また、北武断層中〜西部については調査が実施されていない。

西端部の松越川中流域でトレンチ調査が実施され、最新活動時期は確認されなかったが、少なくとも 約3,300年前以降現在まで断層活動がなかったものとしている(神奈 川県環境部、1995)。

次に活動する時期や場所・地震の規模(マグニチュード)について不明である。

東半部ではボーリング・トレンチ調査などを実施し、調査が比較的多く行われている。西半部ではそれらの調査は行われてない。