2−6 試料の年代測定

トレンチ調査、ボーリング調査およびピット調査により得られた試料を対象に、14C年代測定(19試料)を実施した。

なお、本報告書で示す年代は、補正14C年代を用いた。補正14C年代は、試料の炭素安定同位体比13C/12C)を測定して、試料の炭素の同位体分別を知り、14C/12Cの測定値に補正値を加えた上で算出した年代である。さらに本文中では、暦年較正年代(2σ)を併記した。巻末に14C年代測定結果の一覧を示す。

トレンチ調査で出土した考古遺物は、小田原市教育委員会文化財保護課に鑑定を依頼した。遺物の保管、届出等については同教育委員会の指示に従った。

火山灰については現地において上杉委員に鑑定をお願いした。