トレンチ候補地一覧を表4−1に示し、候補地の全体の位置図を図4−1に示す。また個々の位置は図4−1、図4−2、図4−3、図4−4、図4−5、図4−6に示す。
トレンチ調査候補地を選定するために空中写真判読を行い、候補地としてA〜Lの12地点を選定した。空中写真は縮尺1/10000(1952、1954年米軍撮影)、縮尺1/20000(1961年国土地理院撮影)を用い、小田原市(1999年発行)及び大井町(1996年発行)の縮尺1/2500地形図にプロットした。その後、委員会による現地調査を行い、新たに3地点(E2、G’s、A’)を加えて、計15地点の中から優先順位を検討し、7地点(E1、E2、F、G’、G’s、I、K)のトレンチ調査候補地の中から、数地点でトレンチ調査を行うこととした。
また、国府津・松田断層のトレンチ調査で確認された地割れ、地すべり等が、地下深部の断層運動に起因していることを確認する必要がある。そこで、有力なトレンチ地点においてボーリング、反射法などの追加調査を行う。