4−3−4 測定仕様

調査測線は、交通のノイズが大きいことから、大型の非爆薬人工震源バイブロサイス3台を震源として用いた(図4−6参照)。

バイブロサイス調査は、受振点間隔10m、発震点間隔標準20m、500チャネル固定展開のCDP重合法に基づくデータ取得を行った。バイブロサイス震源は、スイープと呼ばれる15秒の振動を与えてデータを取得するため、比較的車両等のノイズに対して強いという特徴がある。

測線上に設置された受振器で取得された反射波データは GDAPS−3型探鉱機によって記録された(図4−7参照)。

本調査の測定仕様は次のとおりである。この仕様は表4−1にもまとめて示した。

<発震系>

震源:          バイブロサイス 3台

スイープ周波数:   8〜70 Hz(テストによる)

スイープ長:      15 秒

スイープ数/発震点: 3〜10 回(テストによる)

発震点間隔:      20 m(標準)

総発震点数:      200点以上

<受振系>

受振器:          SM−7(10 Hz)

受振器個数/受振点: 9個

受振点間隔:       10 m

総受振点数:       500点

受振器総展開長:    5.0 km(測線1)

<記録系>

探鉱機:     GDAPS−3 一式

サンプル間隔:  4 ミリ秒

記録長:      5秒(コリレーション後)

チャネル数:   500チャネル

展開:       固定展開