バイブロサイス調査は、受振点間隔10m、発震点間隔標準20m、500チャネル固定展開のCDP重合法に基づくデータ取得を行った。バイブロサイス震源は、スイープと呼ばれる15秒の振動を与えてデータを取得するため、比較的車両等のノイズに対して強いという特徴がある。
測線上に設置された受振器で取得された反射波データは GDAPS−3型探鉱機によって記録された(図4−7参照)。
本調査の測定仕様は次のとおりである。この仕様は表4−1にもまとめて示した。
<発震系>
震源: バイブロサイス 3台
スイープ周波数: 8〜70 Hz(テストによる)
スイープ長: 15 秒
スイープ数/発震点: 3〜10 回(テストによる)
発震点間隔: 20 m(標準)
総発震点数: 200点以上
<受振系>
受振器: SM−7(10 Hz)
受振器個数/受振点: 9個
受振点間隔: 10 m
総受振点数: 500点
受振器総展開長: 5.0 km(測線1)
<記録系>
探鉱機: GDAPS−3 一式
サンプル間隔: 4 ミリ秒
記録長: 5秒(コリレーション後)
チャネル数: 500チャネル
展開: 固定展開