4−2 調査地域

上記の目的のために、神奈川県横須賀市内において約5kmの測線で反射法地震探査を実施した。調査測線の位置を図4−1に示す。

調査測線は江藤ほか(1998)の表層地質図(図4−2)によると、北から沖積層(下部は三浦層群)、中新世三浦層群・中新世葉山層群を横切り、さらに南には更新世相模・下総層群(宮田層)が分布する。

横須賀市(2000)の活断層図(図4−3)によると、これらの地層の境界に、衣笠断層(推定)・北武断層・武山断層が位置している。

各断層の地下構造(傾斜・収斂状況)を捉えるため、対象深度を1500〜2000mに設定したバイブロサイスによる反射法地震探査を実施した。調査仕様を表4−1に示す。