(2)のり面観察および写真撮影

のり面観察は,トレンチのり面をねじり鎌で整形し新鮮な地層を露出させ,地層の記載をした。次にトレンチにおける地層層序を考察し,トレンチの東側,南側,西側のり面を対象に,縮尺:1/20のスケッチを作成した。

工事記録写真は,トレンチ掘削状況が分かるように工程ごとに適宜撮影した。

トレンチのり面の写真撮影は,のり面全景写真および断層周辺の部分写真・近接写真を随時撮影した。

全体の写真撮影後は,人力で断層追跡溝を掘削し,断層性状の情報を得た。新たに観察できた断層面は,スケッチするとともに写真撮影を行った。

トレンチ内からの水平ボーリングは,横ずれ量を推定するために行った。