トレンチ調査用地は竹林であったため,トレンチ掘削に先行して竹の伐採および抜根を行った。また,調査用地への重機進入は,既存の山道では幅員が狭いため,周囲の伐採と鉄板を敷くことで幅員を確保した。
トレンチ掘削は,3台のバックホーを用いた。最上部の腐植土層は薄く剥ぎ取り,掘削残土とは別の地点に仮置きした。掘削残土は,おおまかに整形しトレンチ下流側に仮置きした。掘削中および掘削終了後に湧出した地下水は,2台の水中ポンプで排出した。
測量は,掘削開始前に縮尺1/200の現況測量,水準測量および掘削終了後のトレンチ形状の測量を行った。