南下浦断層は,大塚(1935)によって菊名断層の名称で報告され,杉村(1964)により現在の名称に改められた。南下浦断層は,活断層研究会(1991)では,確実度T,活動度B〜C,陸上部での長さは3.7q,走向は西北西,南および北傾斜の右横ずれ活断層とされている。
引橋断層はKaneko(1969)によって写真判読から示された断層である。この引橋断層は,活断層研究会(1991)では,確実度T,活動度A〜B,陸上部での長さは2.3q,走向は西北西,垂直傾斜の右横ずれ活断層とされている。
図1−1 調査対象断層位置図 縮尺1:25,000
渡辺満久ほか(1996) 1:25,000都市圏活断層図 横須賀・三崎から引用
これらの断層の概要は以下のとおりである。