(5)有孔虫分析
試料約50gを流水下で標準篩(0.063o)により篩別して泥分を除去する。篩上に残った試料を乾燥し、検鏡用試料とする。泥化が不良な場合にはナフサ法による泥化を実施し、再度篩別する。得られた砂粒を実体顕微鏡で観察し、含有する化石種などをチェックする。この際に有孔虫化石の含有が少ないか、検出されない試料については、四塩化炭素を用いた比重分離により有孔虫化石の濃縮を計る。以上の処理を行った砂粒を、実体顕微鏡により観察し、産出する有孔虫化石を同定・計数する。計数は200個体を目安に実施する。