3−6 ボーリング調査結果

鹿児島市谷山で実施したボーリング(谷山ボーリング)の地質柱状図及び代表的な層相写真を図3−20に示す。

本ボーリング・コアの深度0m〜70.40mでは,未固結の暗灰色砂層を主とする堆積物からなり,軽石層,砂礫層,腐植層を挟在する。砂層中には貝化石を多く含み,基底部に礫層がみられる。

深度70.40m以深では,大局的には軽石粒を多く含む火砕流堆積物と比較的良く固結した礫層等との互層からなり,大部分は陸水成を呈するが,一部で貝化石を含む海成のシルト層を挟在する。