GPS測位は,単独で測定した場合,その誤差が 50m以上に及ぶことがある。このため,陸上の国家座標あるいは緯度・経度が既知の点(基地局)において,その位置を探査と同時にGPS測位を行い,この測位結果と既知の値とのズレをディファレンシャル補正情報として調査船に送信して,調査船の位置を補正し,測位精度を±1m程度に高めた。ディファレンシャル補正情報については,海上保安庁(ビーコン)で提供されている都井岬の基地局のデータを用いた。
ディファレンシャルGPS装置により求めた各探査における調査船の位置を展開し,航跡図を作成した。