本断層帯は,西側から,内木場,宇都野々及び矢筈峠の3セグメントからなり,これらの全長は約25km〜約20kmである。
内木場セグメントでは,約9万年前〜約7万年前以降における断層活動が確実であり,内木場及び宇都野々セグメントにおいては,最新活動が約 25000年前以降,約6000年前以前にあったことが推定された。しかし,それ以前における活動時期が不明であることから,活動間隔及び地震の切迫度については言及できない。
また,いずれのセグメントにおいても,単位変位量が不明であること,矢筈峠セグメントについては活動時期が未調査であることから,上記3セグメントが連動するか否か判断ができず,地震規模についても言及できない。