4−2−5 活動履歴

最新活動時期は、三木町氷上石塚地点のトレンチ調査結果から6,000〜12,000年前と推定される。ただし、長尾町塚原地点および三木町氷上宮下地点における1,000〜3,000年を示す14C年代については、若返りの可能性も高く、今回は判断材料としては採用しなかった。

また、1つ前の活動時期については、三木町田中地点のトレンチ調査結果および三木町氷上宮下地点のボーリング調査結果から、29,000〜32,000年前と推定される。

これらによる長尾断層の活動間隔は、17,000〜20,000年となる。

各トレンチによる活動履歴は、以下のようにまとめられる(図4−2−3)。

なお、これからは、東、西のセグメントが、別々に動いたとは判断できない。

最新の活動時期(T)  : 6,000〜12,000年前

1つ前の活動時期(T+R):27,000〜32,000年前

活動間隔(R)     :17,000〜26,000年