2−7−3 調査地点

調査地点は、三木町氷上石塚地点、三木町田中地点、三木町氷上宮下地点の3地点からなる(図2−7−1)。

三木町氷上石塚地点では、沖積面上にリニアメントは認められないが、近接する吉田 川河岸の露頭から断層位置をほぼ特定でき、事前のボーリング調査(ノンコア)により詳細な断層位置を検討したうえで、トレンチ位置、規模を決定した。

三木町田中地点では、LU段丘面に比高2mの低崖(Cランクリニアメント)が認められる地点であり、事前調査として、電気探査、ボーリング調査を行い、トレンチ位置、 規模を決定した。

三木町氷上宮下地点では、LV段丘面に比高1.7mの低崖(Cランクリニアメント)が認められる地点であり、断層による変位を受けていない地層から年代測定試料を採取する目的で、小規模なトレンチ調査を行った。

図2−7−1 トレンチ調査地点位置図