比抵抗映像法は、原理的には従来の電気探査と同じであるが、二次元断面において見掛け比抵抗値を多数自動測定し、これを二次元自動解析（インバ−ジョン解析）する。比抵抗映像法では、二極法による電極配置を使用する（図５−２−２）。二極法は電位電極　間の中点の地下において、電位電極間隔に相当する深度の見掛け比抵抗を理論上測定することになる（図５−２−３）。一般に電気探査では、電流電極と電位電極を各２本ずつ使用するが、二極法では、電流電極と電位電極のそれぞれ一方の極を遠方に固定電極として設置する。

図５−２−２ 二極法による電極配置

図５−２−３ 二極法による見かけ比抵抗断面の作成方法