探査断面では測定点No150 付近に西傾斜する低角な逆断層が地表付近で認められ,深くなるにしたがって低角度になり,深度 50m付近で層理面に吸収されるように見える。その前面の測定点No110 付近にも不明瞭ながら西傾斜する低角な不連続線が認められ,断層の可能性もある。しかし,既往調査のボーリング断面によると,その位置に断層を想定しなくてもよいと考える。
また,測定点No270 付近にバルジを構成する平野上がりの断層が想定できる。
<北湯口測線>
・最大受震距離 :150m
・標準重合数 :30重合
・震源 :油圧式インパクター(JMI−200)
・標準垂直重合数 :3回
・受震器 :速度型地震計(SENSOR SM−11 6個/グループ 30Hz)
・探鉱機 :BISON9060A
・サンプリング時間 :1.0sec
・サンプリング間隔 :0.5msec
・ローカット・フィルター :68Hz(18bB/oct.)
・ハイカット・フィルター :500Hz(72bB/oct.)
・収録チャンネル数 :60ch
・震源点間隔 :2.5m
・受震点間隔 :2.5m