8−1−2 構造の記載
トレンチ内に断層面は確認できなかった。しかし、A層内の礫の配列による堆積構造は水平ではなく南に緩く傾斜している。また、A層の頂面は北側のD2.80から南側のD4.00まで約1.2m下がっており、B層の頂面も北側のD2.00から南側のD3.40まで約1.4m下がっている。これらの地層の頂面の高度差および礫の配列の傾斜は断層の活動によってこれらの礫層が緩く撓曲しているからである可能性が高い。