(2)C層

C層は西側法面の(W4.50,D4.00)付近、東側法面の(E3.00,D3.30)付近から南側に分布する砂礫層である。D層に比べて基質が砂質である。やや細粒な下部層と粗粒な上部層に区分される。分級は比較的良い。

下部層は、礫径平均3cmで基質は細〜中粒砂からなり、ラミナが発達している。走向・傾斜はN85E・18Sで南に緩く傾斜している。

上部層は礫径は5〜10cmで基質は砂質である。A層との境界は基質の違い、分級の程度によって認識され、やや明瞭である。また、東西両法面で注入粘土が見られ、西側法面では(E7.00,D2.60)から(E6.20,2.20)にN79E・21Nの方向に注入している。粘土が注入した方向は上からか下からか不明である。