4−2−2 地質層序区分・対比

北湯口トレンチでの地質層序区分を基に各ボーリング調査の結果を比較し、地質層序区分・対比を行った。地質層序区分・対比には主に腐植質シルト・腐植質堆積物を鍵層として用い、さらに粒度組成の変化など岩相の特徴を基準とした。地質層序区分・対比の結果を図4−2に示し、以下に結果について述べる。

各孔でみられる未固結層は、上位からB〜G、G’の7層に区分される。そして,これらの下位に志和層に対比される傾斜した地層が存在し,S層と仮称する。上位の4層準(B〜E層)は北湯口トレンチ内のB〜E層にそれぞれ対比される。トレンチ内でみられたA層については各孔で認められなかった。北湯口トレンチ内に分布しない下位4層準については新たにF、G、G’、S層として区分した。各層準について上位から順に記載する。