4−1 ボーリング工事
北湯口トレンチ周辺地域の地質層序および断層の変位量・位置を把握する目的で、7地点で合計135mのボーリング調査を行った。内訳は表4−1に示す。ボーリングはすべてオールコア、採取コア径は86mmで行った。掘削地点は北湯口トレンチを中心としたほぼ西北西−東南東に延びる測線に沿って配置し、それぞれ試錐機の搬入が容易に可能な水田・空き地等を選定し掘削を実施した。ボーリング地点の位置を図4−1に示す。採取したコアは整形後コア写真(縮尺約1/10)の撮影をおこない、また、層相・粒度・色調・固結度・堆積構造・変形構造等について記載し縮尺1/20の柱状図を作成した。B−2孔のコアについては14C年代測定用試料を採取し分析を行った。