3−5−2 文献による記載

雫石盆地西縁断層帯は新編日本の活断層(1991)によれば確実度T、Uを主体とする西根断層群と確実度Vの桑原断層とが示されている。また、北村(1986)によればこれら断層は鶯宿岩沢構造線と呼ばれている。南北に細長い雫石盆地の西縁を限っており、西側の中新統山津田層や第四系下部の玉川溶結凝灰岩と沖積層とを境する。雫石盆地西縁断層帯は新編日本の活断層(1991)によれば、確実度Vを含めて約20kmの長さをもつ。このほかには、雫石西縁断層帯について調査した文献はなく、断層の詳細は不明である。