3−2 地形地質調査
この調査は、断層の第四紀後期における活動性・平均変位速度に関する資料を得ること、また、断層の最新活動時期・活動の再来期間を明らかにするためのトレンチ調査候補地を5ケ所選定することを目的として行った。また、2地域、計6km2の区域を対象に縮尺1/2,500 活断層詳細図を作成した(付図5−1、付図5−2、付図6−1、付図6−2)。この際、1/25,000空中写真判読図と1/10,000空中写真を参考にしながら地表踏査を実施して、地形面構成層の分類・対比をし、また断層変位地形についてその確証調査を行った。調査では露頭および地形などの記載をするとともに、年代決定に必要な14C年代測定試料・火山灰・微化石試料等の採取を行った。 これらの地形・地質調査の成果は、断層変位地形と露頭の分布などを含む活断層分布図(付図4),活断層詳細図(付図5−1、付図5−2、付図6−1、付図6−2)として示す。