(2)F層

F層は褐色の軽石層で上,中,下部層に区分される。この軽石層は堀切軽石(約7,000年前)に対比されると考えられる。

上部層は中〜細粒サイズを主体とし一部極細粒〜シルトサイズ。粗〜細礫を層状に挟み、5〜10mm間隔のラミナによる層状構造を示す。

中部層はシルト〜細粒砂サイズの降下軽石。分級が非常によい。シルト中に細〜中粒砂(一部粗粒砂)、黒褐色粗粒砂を層状に挟む。西側法面に固結後に落ち込んだ跡のようなものが見られる。

下部層は降下軽石層で淘汰良い。平均粒径8mm、最大径2cmである。最下部では逆級化であるが、全体としては正級化している。東側法面では見られない。