既存の資料・論文、地形図の読図及び空中写真判読によって、地形面及び断層変位地形を抽出・分類し、活動層の分布、活動性、地質、破砕帯の性状などの概要を把握し、大略調査地点を選定する。

イ　地表踏査（概査）

各断層にそって地表踏査（概査）を実施し、地形面構成層及び基盤地質の分類・対比を行い、また、断層変位地形については確証調査を行い、活断層の存在を確認したうえ、断層の長さ、連続性、変位量などを把握するとともに、２次調査の調査地点を選定する。

調査の際は、露頭及び地形等を記録するとともに、それらの写真撮影を行い、また、炭素同位体、年代測定資料、火山灰、微化石試料等、年代推定に必要な試料が得られた場合は、採取する。

１次調査の成果は、２万５千分の１の地形分類図及び活断層詳細図として整理する。