これらの区間で行ったボーリング調査においては、表層部に数mの厚さで分布するシルト層があり、それより下位には数十mにおよぶ厚い円レキ層が分布していることが把握された。また、円レキ層の上面は全体として西に緩く傾斜しているが、一部では階段状になっている箇所があることが推定された(図3−4−16、図3−4−17)。
以上のことより、この区間ではトレンチにより断層が確認できる可能性が高いと考えられることから、トレンチ調査を実施することとした。