内陸性の地震断層において、長さ(L)や単位変位量(D)と地震マグニチュード(M)の関係は、松田(1974)により以下のような計算式で求められる。
logL=0.6M−2.9(Lの単位はkm)
logD=0.6M−4.0(Dの単位はm)
これらの式にL=13km,D=1.0mをそれぞれ代入すると、推定されるマグニチュードはいずれもM=6.7となる。ただし、これらの値は今回の調査により森本断層が確認された範囲での値で、野町断層・富樫断層との連続性が明らかになればLの値が、主断層が明らかになればDの値が、それぞれより大きな値になり、その結果Mも大きくなる可能性がある。