@掘削位置の測量
発掘調査結果の平面測量図と残されている座標点をもとに簡易測量を行い、掘削位置を決定した。
A表土剥ぎ
梅田B遺跡の発掘埋め戻しによる表土(推定土厚1.6m)をパワーショベルを用いて掘削した。
B掘削位置の確認
当初の掘削範囲はT−1・T−1’とも2×2mとした。
C発掘調査面の確認
発掘調査面が近くなったと判断された時点で人力による掘削に切り替え、細心の注意を払って表土を剥ぎ取った。
Dトレンチの拡大
上記の掘削では正確な遺構の位置が特定できなかったため、北側にさらに2×2m程度掘削範囲を拡大した。その結果「液状化痕跡」とされている亀裂部分の遺構が現れた。
(2)掘削規模
遺跡発掘調査の埋め戻し土を剥ぎ取って遺構を確認した上で、さらに掘削を行って拡大したため、最終的な掘削規模は以下の通りとなった。
T−1トレンチ :長さ5m×幅5m×深さ2m(一部3m)
T−1’トレンチ:長さ5m×幅3m×深さ3m
T−1トレンチの詳細な形態を図2−7−2−3に示す。また、写真2−7−2−1にT−1トレンチの全景を示す。
図2−7−2−2 T−1・T−1’トレンチ調査位置詳細図
図2−7−2−3 T−1トレンチ平面図
写真2−7−2−1 T−1トレンチ全景