・1952年撮影の米軍写真より、津幡町加賀爪から金沢市大樋町にかけての山麓部に形成されている緩扇状地中に傾斜が若干急になる地域が断続的に直線状に分布してい ることが明らかになった。
(2)簡易地形測量調査
・金沢市街に、犀川・浅野川の河成作用とは考えにくい方向に低崖もしくは急傾斜帯が形成されており、その分布状況が明らかになった。
(3)航測図化調査
・梅田地区の圃場整備が進行する以前の地形は、現在よりもやや急傾斜部が狭い範囲に集中する傾向があった。
(4)地表地質踏査(概査)
・卯辰山層より下位の地層には小規模な断層が多く見られた。
・卯辰山層は金沢市神谷内付近で傾斜が最大となり、西向き72゜となっている。
・地表面では森本断層の主断層と考えられる断層は確認できなかった。