本地点は,淡河断層のほぼ中央部に位置し,東西両側の地形的に明瞭な区間の雁行部にあたっているため,断層の通過位置が不明瞭である。このことから,本調査地点では現河床からの比高が約15mの河成段丘面上において,同段丘堆積物の変位の有無を明らかにすることを目的に,図4−1−2に示す位置においてボーリング調査およびトレンチ調査を実施した。