(2)火山ガラス・鉱物の屈折率測定

テフラ起源と推測される火山ガラス,斜方輝石,角閃石は,温度変化型屈折率測定装置(MAIOT)を用い,屈折率を測定する。1試料あたり30個の火山ガラスおよび鉱物それぞれを測定するが,含有量の少ない試料ではそれ以下になる場合もある。

温度変化型屈折率測定法は,火山ガラスと浸液の屈折率が合致した温度を測定することにより,各浸液ごとに決められた浸液温度と屈折率の換算式から火山ガラスの屈折率を計算して求める方法である。