2−2−3 古々山断層

本断層は,帝釈山地東部の南縁に位置し,北側に分布する有馬層群と南側に分布する神戸層群を境する断層である。平成13年度の地質踏査では,神戸市北区山田町上谷上においては有馬層群と神戸層群を境する断層が,下谷上においては有馬層群の断層破砕帯や,断層近傍で急傾斜する神戸層群が確認された(図2−2)。

しかしながら,上記の2断層と同様に,断層の形態や活動履歴など基本的な性質は不明確である。

このため,本断層の活動履歴など断層の基本的性質を明らかにすることを目的に,ボーリング調査およびトレンチ調査を実施した。