上谷上の露頭では,断層は有馬層群と神戸層群とを境し,断層面の走向・傾斜はN56°E,70°Sで,幅50〜60cmの断層粘土を伴う(巻末資料:1−7の写真F2‐1(図8−7−2))。
また,下谷上でも数カ所で有馬層群の断層破砕帯や,断層近傍における神戸層群の急傾斜部(30°〜60°S傾斜)が認められる。