名 塩ガーデン南方の断層露頭では,断層面の走向・傾斜はN76°W,30°Sであり,南側の有馬層群が北側の神戸層群に衝上した逆断層である(写真N‐1(図8−3−2))。ただし,この地点は,地形判読から推定される断層位置(リニアメント)より約100m北側に位置しており,断層と地形とは対応しない。
一方,名塩の断層露頭では,断層面の走向・傾斜がN71〜76°W,30〜50°Nで,北側の有馬層群が南側の神戸層群に衝上した逆断層である(写真N‐2(図8−3−3))。この地点も地形から推定される断層位置(リニアメント)から100m程度北側に位置しており,断層のセンスは山地高度の不連続方向(南側隆起)とは逆の北上がりであり,断層と地形との対応は認められない。