4−3−2 清荒神〜大月リニアメント・五助橋リニアメント

清荒神リニアメント(LB,LCランク)は,東北東−西南西方向を示す。武庫川左岸の清荒神付近で,中位段丘面(M2面)に北側低下の逆向き低崖が認められる。

一方,清荒神リニアメントの西方延長上に位置する大月リニアメント(LCランク,一部LB,LDランク)は北東−南西方向を示し,小林付近で,尾根・水系に比較的明瞭な右屈曲が認められるものの,延長上に分布する土石流堆積面に変位は認められない。

五助橋リニアメント(LCランク)は,北東−南西方向を示し,南側低下の急崖からなるが,判読範囲内では,崖面はやや開析を受けて,起伏を呈し,尾根・水系の屈曲も不明瞭である。