トレンチ壁面で観察された地層は,その性状からA〜D層に大別され,各層はさらに数層に区分することが出来る。表4−2−3地質層序表にその結果をまとめた。
図4−2−6にトレンチ壁面の水平面投影図を,各壁面のスケッチ(縮尺1:50)を図4−2−7,図4−2−8,図4−2−9,
図4−2−10,図4−2−11に,また各壁面の写真を写真4−2−1,写真4−2−2,写真4−2−3,写真4−2−4,写真4−2−5,写真4−2−6に示す。
各層の特徴や年代情報及び断層による地層の変位の概要を図4−2−12,図4−2−13トレンチ壁面模式地質柱状図に整理した。
・トレンチ内で実施したボーリング
トレンチ壁面観察中に断層北側下部に火山灰層の挟在が認められたが,断層を挟んで南側では認められなかった。
そのためトレンチ底面より深部に火山灰の存在が予想された為,火山灰の確認を目的として,ボーリングを実施した。
以下 表4−2−4に調査数量表を示す。