(8)地形地質精査試料分析(火山灰分析)

中位面堆積物に付随する火砕流堆積物について,屈斜路火砕流堆積物W(Kpfl−W)の可能性が考えられたことから,浜古多糠集落南方海岸(ku−28地点),忠類川中流北岸枝沢(md−27地点),忠類川本流(中流域md−12地点)および標津川上流右岸(養老牛yo−14地点)の4露頭において,溶結凝灰岩(ku−28地点は軽石)を対象に火山灰試料を採取した.分析を行った結果(図3−1−32図3−1−33),いずれも屈斜路火砕流堆積物W(Kpfl−W)であることが確定した.