なお、TR1−12についてはファイナルカーボンの量がやや不足したため、β法により長時間測定をおこなった。他の試料はβ法およびAMS法を試料の状態により適時選択した。
試料測定結果一覧を表3−4−3−1に、試料採取位置と補正年代値を図3−4−4−1−1、図3−4−4−1−2に示した。14C年代値と層位は概ね矛盾しないが、後述するように花粉分析・火山灰分析結果と比較すると、5130±40yBPの試料のようにそれらと矛盾する結果を示すものも認められた。それらに関する取り扱いについては後述する。