掘削は掘削口径86oで,原則として送水掘削とし,地下水・地層等の状況に応じて無水掘削及び打ち込み掘削も併用した.また孔壁の崩壊が著しい場合等には,ケーシングを用いた孔壁保護対策を施した.
コア採取にあたっては,その都度コアチューブを清掃するとともに,孔内の残留物を極力除去した上で掘削を再開し,異物の混入が避けられるように留意した.
採取したコアは半割にして写真撮影や地層観察,スケッチ等を実施した後で,含水比の変化が無いようにポリエチレンフィルムで密封し,上下及び深度を明記してコア箱に収納した.
図3−4−1に機械ボーリングの概念図を,表3−4−2に使用したボーリング機械の一覧表を示す.
表3−4−1 標津断層帯平成15年度ボーリングの諸元
表3−4−2 ボーリングマシンの使用機器一覧