(2)開陽測線(Ex1およびEx2を含む)

測線位置図を図3−2−3,解析結果を図3−2−4図3−2−5図3−2−6に示す.

本測線では,ブーゲー異常値はほぼ同一の勾配で平野部へと落ち込んでおり,緩い傾きを持った層が連続性良く存在していることを示唆している.これは,測線全般にわたっていくつかの連続性の良い反射面が捕らえられた反射法地震探査の結果と非常に良く合っているものである.リニアメントと測線の交点は37番点付近であると考えられるが,ブーゲー異常,反射法探査のどちらにも活断層の存在を示唆するものは見られていない.

さらに,リニアメントの背面を平行に走った後にリニアメントとクロスする形となる測線Ex−1および測線を東側に平行移動させた形でリニアメントを横切る測線Ex−2においても,交点付近での変化はほぼ一定の傾きで存在し,活断層の存在を示唆するような変化は捕らえられていない.