撓曲崖周辺には,礫層を主体とする露頭が分布し,十勝火砕流堆積物は見られない.なお,14年度の地質図では,十勝火砕流堆積物としたが,間違いなので,ここで訂正しておく.
断層は,国道38号線を横断して,基線川左岸のT4面にみられる撓曲崖状の高まりに延長し,朝日ヶ丘公園の逆向き低崖につづく.
この地区では,撓曲崖が国道38号線の道路法面や低崖に近接して住宅があるなど,全般に人工改変を著しく受けているので,調査不適と判断した.