3−1−1 文献調査

本地域の活断層および第四紀・構造地質を中心とした地質・地形に関する文献について収集した.また,地質調査ボーリング資料を収集した.

【地形・地質に関する文献】

橋本 亘(1936)石狩国空知郡富良野盆地西部山地の地質.地質学雑誌,43,493−530.

橋本 亘(1953)5万分の1地質図幅説明書「山部」.北海道開発庁,82p.

橋本 亘(1955)5万分の1地質図幅説明書「下富良野」.北海道開発庁,71p.

多田文男・津屋弘逵(1927)十勝岳の爆発.震研彙報,2,49−84.

五十嵐八枝子・五十嵐恒夫・大丸裕武・山田 治・宮城豊彦・ 松下勝秀・平松和彦(1993)北海道の剣淵盆地と富良野 盆地における32,000年間の植生変遷史.第四紀研究,32,89−105.

池田保夫・向山 栄(1983)北海道,富良野−旭川地域の火砕流堆積物の層序と対比.地質学雑誌,89,3,163−172.

Koshimizu,T.(1982) Fission track dating of pyroclastic flows and tuffs. Int. Conf. Geochr.Cosmochr.Isot.Geol.,Nikko National Park, Japan, Abstract Workshop on Fission−Track Dating, 35−36.

町田 洋・新井房夫(1992)火山灰アトラス[日本とその周辺].東京大学出版会,276p.

松下勝秀・五十嵐八枝子(1986)地質.中富良野町史,中富良野町.

奥村晃史(1991)北海道地方の第四紀テフラ研究.第四紀研究,30,379−390.

高島 勲・山崎哲良・中田英二・湯川公靖(1992)北海道洞爺湖周辺の第四紀火砕岩および火山岩のTL年代.岩鉱,87,197−206.

柳田 誠(1994)支笏降下軽石1(Spfa−1)の年代資料.第四紀研究,33,205−207.

【地震・活断層・断層関連構造に関する文献】

一柳昌義・田村 慎・笠原 稔・岡崎紀俊(1998)1997年10月25日富良野市北西部で発生した地震(M3.7)について.北海道大学地球物理学研究報告,61,167−177.

池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志(2002)第四紀逆断層アトラス.東京大学出版会,254p.

活断層研究会(1980)日本の活断層―分布図と資料―.東京大学出版会,363p.

活断層研究会(1991)新編日本の活断層―分布図と資料―.東京大学出版会,467p.

松田時彦(1975)活断層から発生する地震の規模と周期について.地震,28,269−283.

松田時彦(1995)活断層.岩波新書,岩波書店,242p.

Mueller.K., and Suppe,J.(1997) Growth of heeler Ridge anticline, California: geomorphic evidence for fault−bend folding behaviour during earthquakes. Journal of Structural Geology, 19, 383−396.

Suppe,J.(1985) Principels of Structural Geology. Prentice Hall.

渡辺満久・鈴木康弘(1999)活断層地形判読−空中写真による活断層の認定−.古今書院,184p.

柳田 誠・平川一臣・大内 定・貝塚爽平(1985)富良野盆地周辺の活断層と金山付近の活褶曲.地理学評論,58,255−265

【ボーリング報告書など】

富良野市の協力により,同市発注の地盤ボーリング資料を収集した.

調査名および期間は,以下の通りである.

表1